彼女はミルクティーが好き。



内容は、兄の本にICカードを挟んで、ソファーのクッションの下に隠す。

その本を僕が隠したんだって管理人に言う。



その後、また僕が兄のフリをして、本を探す。

そして、僕のフリをした兄が登場する。





その時、管理人は僕たちを見分けることができるのか。

部屋の鍵を作るっていうのは、管理人しかできないし、適当に作ってはいけない。


たとえ双子でも間違えて作っちゃったら。


それに、外にまだ使えるICカードが落ちていたら、




とんでもないことになるね。



だって、この一条学園の鍵がなくなるんだよ?
学園長が黙ってないね。


そんな事件になったら、彼女はいつまで仕事を続けていけるのか。



「で、お兄ちゃんはいつ辞めると思う?」


 この仕事が嫌になって、いつ辞めるか。それを当てるゲーム。管理人に恨みはないが、僕たちは暇なんでね。


「まぁ、3か月とかじゃない?」



 そうだな。それくらいが妥当かもね。


「彼女は責任感強そうだから、すぐやめると思うなぁ。」



 二人の案がそろったところでゲームスタート。








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