彼女はミルクティーが好き。


「そういってもらえて嬉しいよ。
君みたいな子、大歓迎だね。」



突然、テーブル席の父の隣に現れた
ハット帽の似合う父と同じくらいの年の男性。

どうやらこの人が雇い主で、

私たちの話をすべて聞いていたそうだ。



「じゃあ、2か月後にまた会おう。」


そうかっこよく告げると、大きな封筒を机に置いて立ち去っていった。

この封筒には、仕事内容とか、機械のマニュアル。
他には部屋の広さや、備え付けの物の種類。

一度電話した方がいいという個人の番号が書かれていた。
この電話番号に電話してみると、女に人の声で、電話で仕事の説明をされた。



それはもう2時間くらいかかった。


話を聞いてると一度も会えないらしい。電話口でいうしかないんだ。

と告げられた。住み込みだったために家はすごく遠くて、来るのがめんどくさいらしい。

とんでもない理由だ。

分からないことは隣の人に聞きなさい。


と最後に言って電話を切られた。
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