彼女はミルクティーが好き。



「どうぞ。」



ランチも終え、15時ごろ。



大量に焼いたクッキーをロビーに持っていく。



足りないよりは余った方がいいと思って、

大皿いっぱいにクッキーを並べる。



「あんた、お菓子作りもできるのね。」




 甘すぎるのが苦手な私は、よくお菓子は自分で作る。


市販のは食べるまで甘さが分からないから私にしてはちょっとしたギャンブルなのだ。


「おいしい!」


「よかった。これ、私の黄金レシピだから。」


 どや顔で決めると、ほんとに美味しいと、大絶賛だった。










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