彼女はミルクティーが好き。
今日するって覚えてたんだ。
だったら一緒に食べていけばよかったのに。
「はぁ、和彦様、いつ見てもカッコいいですわね。」
「目の保養になりますわ。」
どうやら、カズちゃんも女生徒に人気があるらしい。
まぁ、イケメンモードのカズちゃんは
大人の色気を放つ、男前だからね。
中身はおかまだけど。
「あら、もうこんな時間ですわ。」
「本当、これ以上は、迷惑ですわね。お開きにしましょうか。」
そういうと彼女たちは一斉に席を立ち、片づけを始めた。
「本日はどうもありがとうございました。
片づけは私たちがいたします。とっても楽しい時間でしたわ。」
そう言われて、彼女たちは私に深々とお辞儀をした。
やはり教養ができてるとしみじみ思い、厨房を後にした。