本当の君を好きになる





その言葉に、私は直登からおみくじを奪い取る。



そして、縦に四つ折りにすると、木にくくりつけた。







「大凶なんて嘘だよ。私の1年、幸せに満ちてるんだから。ハハッ……アッハハハハハ!!!!」








私は、わざとらしく大きな声で笑う。

そんな私を、3人も、まわりの人たちも


(コイツ、ヤバイ。)


という目付きで見てきた。




そんなの関係ない!!


彼氏も出来たし、目標も決まったし、大凶なんてあり得ないんだから!!!!!!






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