本当の君を好きになる

***






「瀬戸さん、今頑張らないと、苦しいのは自分だからね。」




「……はい。」





「赤点取ってるようじゃ、進学なんて無理よ。もっと気を引き締めていきなさい。」





「……はい。」






先生の言葉に、私は拳をギュッと握りしめて、返事をするしかなかった。





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