本当の君を好きになる





「はっ!?な、何笑って……!?」



「だって、おかしいんだもん!!」



「はあっ!?ば、馬鹿にしてんじゃねぇぞ!?」



「いやぁ、やっぱり幼馴染みだなーって思ってね!!」






「……え?」






「だって、いくら気まずくなっても、すぐにこうやって話が出来る機会を作ってくれるんだもん。絶対に、話をするしかないような場面をね!……あー、神様に感謝しなきゃね。」






そう言って、ニコッと笑うと直登も気まずそうに笑みを浮かべる。








「直登の嘘なんてどうでも良い。私はね……









──直登の事が好きだよ。」





< 97 / 308 >

この作品をシェア

pagetop