したりされたり恋する気持ち
それは今でも
「んーっ!夢かぁ……」なんだか懐かしいようは嬉しいような複雑な朝を迎えた私は月村 椎 (つきむら しい)、大学1年生。小さいながらも綺麗なアパートで1人暮しを始めたんだ。
「あ、時間やばい!」

慌てながら支度して玄関を出る。
『椎、遅い。』 不機嫌に言い放った彼は間宮 直樹 (まみや なおき)、高2の黒髪イケメン、サッカー部で……私の幼馴染みで、私の彼氏だ。毎朝迎えに来てくれる優しい彼氏。
「うぅ、直くんごめんね?」『ほら、行くぞ』
「うん!」そう言って歩き出す彼の横にならんだ。「今日はどうする?」『部活終わったら椎ん家行く。』「分かった、夕飯用意しとくね!」

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