純愛


タッタッタッタッタッタッ、、、

目の前にまた影がかかった。康登かな、と思ったが違った。

例の色白男子だった。

グッ
いきなり顔が近づいてきた。
「ねぇ、そんなに俺の事気になるの?」
思っていたよりも低い声で、彼は、問いかけてきた。それにしても、
近い!近すぎる!何なの?!えっ?お互い息してるのわかるんですけど、そんなに近づく必要ある?
しかし、私の心臓の音が次第に大きくなっていく。
ギブギブギブ!やばいって!!/////
耐えられなくなった私は、目を逸らして、出来るだけ冷静に答えた。
「だから何?」
私は言ってから気が付いた。あっ、待って、この回答は、気になるって答えてるのと同じだよね?!ヤベッ、、、。
色白男子は、少しニヤケながら喋り始めた。見た目とは想像出来ないほどの悪ニヤケっぷりだ。
「そうか、、、フッ」
色白男子は鼻で笑って立ち去っていった。今のは何だったのだろう。変なやつだなと思いながら、休み時間は終了した。
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