こっち向いて、ダーリン。【改訂版】
「気まぐれは気まぐれだ。暇すぎるから気が向いただけだ」

「ふ~ん…。その暇をわたしにくれるってわけだ!ダーリン優しいね!」

「だから勘違いすんな!」

「勘違いってなによ!」

「これは優しさでもなんでもねぇ!」

「じゃあなによ!」

「なにって、そりゃあ…」


そこで言葉を詰まらせちゃ、軽く肯定入っちゃってますよ旦那。

でもあんまり問いつめて、約束を取り消されちゃたまったもんじゃないから、そろそろ詮索するのはやめておこうかな。


めっちゃ気になるけど!


「なんだかんだ言って、わたし達ラブラブだねっ」

「─らっ…?!馬鹿言ってんじゃねぇ!んなわけあるか!」

「ね、送ってくれるってことは、ダーリンのバイクに乗せてくれるの?」

「他にねぇだろうが!」


──!!!

やった!やったやった!

だよねだよねそうだよね!


送ってやるって言われてから、そうじゃないかと思ってたんだよね!!


それを楽しみに六時間目を頑張れたんだよ!森野にも普通を装うことができたんだよ!

やったぁ!!
< 133 / 524 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop