結婚したくてなにが悪い?!

「僕はあなたを愛してる。」
「はぁ? 何言ってるんですか? 私の事なにも知らないのに…軽はずみに愛してるなんて言わないで下さい! 貴方は、サクラグループを担って行くおつもりなんですよね? そんな人がこんな事していいとお思いですか? それに、桜花崎様と私は住む世界も違う。貴方には貴方にあった人がいると思います。
もう、からかうのは止めてください!」
「からかってるつもりも、困らせるつもりもない。あなたの事は僕なりに知っています。
あなたは幼い頃、実の両親を事故で亡くし、そして叔父夫妻に引き取られ育てられた。
しかし、その叔父も亡くなり、亡くなった両親が残した店を、叔母が、今もひとりで守っている。だが、ここ数年前から経営が上手く行ってない。改装のために銀行に借り入れしていた返済もままならないことも知っています。」

この人、どこまで知ってるの?
何がしたいの!?





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