強引部長の独占ジェラシー



私は車を降りて、部長の車が去っていくのを見送った。家の鍵を開け、中に入ると、ドッと寂しさが押し寄せて来て、私はそのままベッドに身体を預けた。

いつか、また明日は言わない日がくるといい。
帰る必要もなくて、ずっと一緒で、また明日という言葉が”おやすみ”に変わればいいのに。


そんなことを思いながら、私はぎゅっと目を閉じてさっきまでの幸せを噛み締めていたーー。







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