課長は私の憧れ

翌朝、電車に乗ったらたまたま課長に出会った

「おはようございます。課長。
大丈夫ですか?」

『おはよう。昨日はありがとうな。
大丈夫だ。
今日仕事終わってからこないだの料理屋行くか?』

「わかりました。」

そう会話すると課長は先に降りてスタスタと行ってしまった。

なんか寂しいなぁ…。

会社に着くと課長は既に後輩に囲まれていた

仕事が始まった

課長は、昨日の分の仕事を中心に仕事をこなしている

『榊ー!』

珍しく麻友ちゃんが呼ばれた

『これ榊が作ったんだよな?伝票の内容とズレてるが…』

「すみません。今見直します」

そう麻友ちゃんは言うと席へ戻ってきた

そこに1通のメールが届いた
相手は課長だ

【榊のフォローして欲しい】

課長を見ると軽くだが頷いた

「麻友ちゃん、なんか手伝えることあるかな?」

「この伝票のやり方教えてください」

私は伝票のまとめ方を麻友ちゃんに教えた

課長は周りを見てるからこそ、フォローの手を差し出すのが早いと感じる
でもそんな課長だからこそ後輩からは慕われる
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