課長は私の憧れ

『実は、倉持に大事な話があるんだ』

「大事な話ですか?」

『倉持が好きなんだ。俺と付き合ってくれないか?』

「課長が?私を?」

『あぁ』

夢見たい

「私も課長が好きです。」

『付き合ってくれるのか?』

「はい」

私が笑顔で頷くと課長は私をギュッと抱きしめた

『ずっと、愛空のことこうしたかった』

「今…愛空って」

『彼女なんだから当然だろ。愛空も名前で呼べよ』

「昌典さん…」

『なんか固いなぁ』

「じゃあまぁーくんはどうですか?」

『昌典って呼べよ。敬語もなし!』

「まーくんで良いと思うけど」

『まぁ、愛空が好きなように呼べよ』

「じゃ、まーくんで」

『はいはい』

課長…まーくんは照れ臭そうに笑った

『離したくないなぁ…
そうだ、今夜家泊まりに来いよ』

「え、きゅ急に!」

『急だけどこんなに可愛い愛空を離したくはないんだ』

まーくんは、そう言ってもっと強く私を抱きしめた

「私も離れたくは無いけど…
迷惑じゃない?」

『迷惑なわけないよ!
彼女が泊まりに来るんだもん、迷惑だなんて』
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