課長は私の憧れ

「ありがとう。。
じゃ、泊まろうかな?」

私が、まーくんの顔を見上げて言うとまーくんは目をそらした

「えっ?なんかした?」

『いや、愛空があまりにも可愛くて』

「もー」

『泊まりの用意しなくて良いのか?』

「あ、今やるね」

私がまーくんから離れようとしたら、まーくんが頬にチュってしてきた

「まーくん、出来たよ」

『よし、じゃ行こうか』

「うん」

私達は手をつないだまま駐車場へと向かった

まーくんの黒いsuv車に乗ると、まーくんは私の手を繋いだまま車を発進させた

「どこか行くの?」

『ん、ショッピングしたいなって』

「何買うの?」

『愛空がいつ家来ても大丈夫なようにパジャマとか』

「え?」

『早いって思うかもしれないけど、俺は愛空とずっと一緒にいたいって思ってる。
それに、愛空と結婚したいとも。
だから、いつ家へ来ても良いように色々買っておこうかと思ってさ』

「ありがとう」

『ごめんな?勝手に決めて』

「ううん。嬉しいよ」

しばらくすると、車はショッピングモールに着いた

ショッピングモールに着いても手は離すことは無くて、ずっと手を繋いだままだった

「ねぇ、まーくん、このカップ可愛いと思わない?」

それは、白と黒のシンプルで大人らしさがあるマグカップだった

『可愛いな。愛空とお揃いが欲しい』

そう言う、まーくんの言葉につられて買うことにした

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