【完】1輪の花たちは
「あれ、スノー……………めぐみじゃ〜ん」
「あ、やっほー」
いきなり話しかけられて、声がした方に顔を向けたらボスとムスカが立っていた。
「2人も購買でなんか買うの?」
「まぁそんな感じ〜。お前は?」
「私はお弁当だから」
「え、良いなぁ〜!俺にも作ってきてよ〜」
「はぁ!?自分で作ってよー!」
そもそも、お弁当箱持ってないくせに。
「めぐみが困ってるだろう?もうそこら辺で……」
「んあ。誰だお前?」
「なっ……!酷いじゃないか!!たけしっ!」
たけし……………???
「た、たけし……?」
「どうした?めぐみ♪」
なぜ、たけし?本名?まじで!?たけしなの!?
いや……別にたけしって名前が悪いわけじゃないけど………。
他のファミリーの名前がつばさとか、しょうとか、現代っ子みたいな名前だったからちょっと驚きが………。
「てか、たっくんって呼んでって言ってんじゃ〜ん!みんな俺の事たけしって言うんだから……」
「あぁ……ごめんね?たっくん?」
たっくんってあだ名なら、呼びやすいかも……?
「たっだいまー!パンとカフェオレ買ってきたー!って、あれ?めぐみちゃんのお友達?」
「初めまして〜♪たけしって言います〜♪たっくんって呼んでね♪」
「俺の名はつばさだ✨好きに呼んでくれ……✨」
「あかりです…♪よろしくお願いします……♪」
「私はすみれ!よろしくねー!」
なんだか、仲良くやっていけてるかも……???