【完】1輪の花たちは
ベリーこと、すみれは放送委員で活動している。


「僕は機械が得意だからね♪色々いじって学校の情報も手に入れちゃうよ♪」


と、腹黒い言葉を言っていた。
































お昼時間に、学校の放送が入る。

今日起きた出来事や、音楽を流している。

日によって担当する人が違うためその人その人のやり方がある。


ただし、ベリーが担当の日は、みんな下手に動けない。


いつどこで手に入れたのか分からない失敗談や、恋愛話をペラペラ話すからだ。


「えー、2年A組のたっくんこと、たけしくんが今日廊下の窓を盛大に割ってしまったようです♪この事を先生に秘密にしているみたい♪いけない子だねぇ〜♪♪♪」


など色々なことを暴露している。




そんな、恨みしか作らないようなベリーだが、女子の秘密は1つもバラさない。

だから、女子からの反響は素晴らしいほど良い。

ベリーの周りはいつもユリと女子が囲んでいる。


ユリと一緒に行動しているため、男子から1度も暴力を振るわれたことはないと自慢気に語っていた。



ベリーらしいっちゃベリーらしい学校の過ごし方をしている。
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