【完】1輪の花たちは
ガンッ!!
「いったぁ!」
勢い良くドアが開いた。
「あ!ごめんスノー!!!大丈夫!?」
そこに立ってたのはユリだった
「だ、大丈夫……」
勢いよく開いた扉は私の肩にヒット。
ぶつかった勢いで壁まで飛んだ。
つ、強い………
「何やってんだよ〜」
「ほんとにごめんよ??」
「いや、平気平気!」
「ほら、立てるか?リトルガール」
そう言って、手を差し伸べてくれるムスカ
「その呼び名、久しぶりな気がする」
ムスカの手を取って立ち上がる
「ははは!そうだな✨久しぶりだ」
「もう、ビックリしちゃったよー漫画みたいに飛んでくんだもんw」
「ベリー……笑わないでよ…」
「ごめんごめんw」
「別にいいけど……んで、みんな何してたの?」
「何って、なんだ?」
「ちょっと話し合いしてただけだぞ~」
ムスカの言葉を遮ってボスが言う。
「話し合い?今回の取り引きの?」
「いんや?気になる?」
「気になる……」
「なら、その話し合いに明日参加するか?」
「え、スノー参加しちゃうの!?!?!?」
「ほんとに言ってるの?ボス?」
ユリとベリーが心配そうに言う。
「おう♪気になるんだろ?後悔してもしらねーぞ?なんたって、男子が得する会議だからな♪」
「は?」