【完】1輪の花たちは
「それじゃ、話は以上だ自由にしていいぞ〜」

「「「「「「Yes ボス」」」」」」

「ベリーちょっといいかな?」

「なに?フキ?」

「今回の取り引きの事なんだけど………」


「ユリ、外へ行くなら俺もついていくぜ✨」

「ほんと!?ムスカが来てくれるなんて嬉しいな!!!!!!」


みんなが、男子の会議をしながら取り引きについての話し合いも進めていく。


「ところでボス」

「どした?スノー?」


机に頬杖をつきながら上目遣いで私を見てくる


「今回の取り引きについてもうちょっと詳しく聞きたいんだけど…」

「おういいぞ。今回の取り引きはファミリーを潰すことだ」

「取り引きというか、もう暴力の一環だけどね」


横からベリーが言う。


「そういう事だ。すっげー強いファミリーだから殺られないようにな」

「う、うん…」

「今回殺るファミリーは、イエローサルタンというファミリーだよ」

「実力者たちが集まってる組織みたいだよ」


フキが補足してくれる。


「スノー」


突然ボスが私の名前を呼んだ。


「なに?ボス?」

「お前は、死ぬまでここに居るつもりか?」

「……何言ってんの?」
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