【完】1輪の花たちは
「アジサとの訓練はどうだった?楽しかった?」
「うん!すごい楽しかったよ!意外な一面も見れたし!無気力だけな男じゃないんだね!アジサって!」
「やけにアジサの事話すねw好きなの?」
「え!?そんなんじゃないよ!!ただ、仲良く接してくれたのアジサが1番最初だっただけだよw」
「ふーん?それなら良いけど♪」
なんだか、ベリーって女子みたいな一面があるなぁ?
「所で、慣れた?ここの生活」
「あぁ。まぁ。普通かな??ここ、無駄に広いからたまに迷子になるんだよね〜w」
「わかるわかる!僕も初めはそうだったよ」
「ていうか、ベリーっていつからここに居るの?」
「ん?僕の事気になるの?♪なら、教えちゃうね!」
ベリーはちょっと、学校にいると女子友達が多そうなイメージ。
「僕はね…小学生の低学年からここにいるよ」
「え!?そんな昔から?」
「そんなことは無いよ。だって、ボスとムスカとフキは、生まれた時からここに居るし、アジサは幼稚園の時に親分に拾われたっぽいし、ユリはああ見えて、自分からここに進んで入ったっぽいしね」
「え?そうなの?」
皆にはそんな過去が………。
「あの中では僕が1番下っ端だったけど、今はスノーが1番下だよね♪妹が出来たみたいで嬉しい♪」
「じゃあ、お兄さんって呼ぶ♪」
「いいよ♪そう呼んでも♪」
そんな話をしていたら、仕事部屋についたらしく、ドアを開けて、先導してくれた。
アジサに続いて、ベリーも男前な行動をするもんだ…………。
そう思いながら、喜んで部屋に入った。