【完】1輪の花たちは
「ここが僕の仕事部屋だよ♪」
中は機会がたくさん置いてあった。
近未来な雰囲気が漂っている。
「ここでは、何をするの?」
「ここは主に、取り引きをする相手の情報を調べるんだよ♪ファミリーの人数はどのくらいか。何人で現場に向かうのか、勢力はどのくらいか、実績はどのくらい残してきたかとかね♪」
「え、そんなに???」
そうとうなレベルの技術をもっていないと出来なさそうな調べものばかり。
「なら、スノーの事調べてあげようか?まってて♪」
そう言って、モニターやらなんやら置いてある所の真ん中にある椅子に座って鼻歌を歌いながらカタカタとキーボードを打つ。
「花園(はなぞの)めぐみ。16歳。私立の高校に通う1年生。某お嬢様学校に通ってるんだね♪大事にしなきゃ♪♪♪身長は159cm。体重は…」
「あぁー!!!!もう大丈夫です!よーく分かりました!!!!素晴らしいですね!はいっ!!!」
「え?そう?なら良いんだけど♪分かんない事があったら調べてあげるからいつでもきてね♪」
「も、もちろんそうしますとも……!」
恐るべしベリーの力。
アジサといい、ベリーといい、皆はどこからそういう技術を身につけているのだろう?