【完】1輪の花たちは
「お、スノー。可愛いなその服」
私の姿を見たボスは、そう言った。
「うわ。フリフリしてるし」
「すっげー!可愛いねー!!!!」
「俺のセンスが光ってるぜ………✨」
「似合ってますよ。スノー」
「うんうん♪可愛い♪」
男子6人にいっきに褒められた私。
しかも同い年に。
アジサは褒めてくれなかったけど……苦笑
「て、照れるからやめて………」
それでも素直に嬉しい私は、自然と顔がニヤける。
「まぁ、汚れないといいな。その服」
「確かに…」
よく見てみれば、皆は思い思いの服を着ている。
ボスは、赤いワイシャツにネクタイをしないで上着を肩にかけている。
ムスカは、黒いワイシャツに青いネクタイをつけて袖まくりをしている。
フキは、緑のワイシャツを上までしっかり閉めてネクタイもきっちりしている。
アジサは、紫のワイシャツに黒のネクタイをつけている。
ユリは、黄色のワイシャツにネクタイはつけないで動きやすそう。
ベリーは、ピンクのワイシャツにベストを着て蝶ネクタイをしている。
みんな、それなりにおしゃれはしているみたい。
「うん。スノーは名前の通り、白いワイシャツなんだな」
ボスがそう言った。
「雪だからってこと?確かにw白だね♪」
別に意識はしてなかったけど……
「んじゃ、行くか。みんなで行くと目立つからバラバラで行くぞ〜」
「「「「「「Yes ボス」」」」」」