守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「あ、山瀬さん! 今日もいらしてくれたんですか!?」
「勿論です! ミサキさんに会いに来ました!」
「あ、ありがとうございます! ……さっ! 座ってください!」
「はい!!」
仕事をしていれば、いつもと同じ時間に山瀬さんが店に入ってくる。
あの丘で一緒に巻き寿司を食べてから、私たちの距離は縮まった様な気がした。
こうやって毎日店に来てくれるし……。
2人で出かける事も増えてきた。
山瀬さんといると楽しくて、前よりも笑う事が多くなってきたし……。
何より一緒に居ると落ち着くんだ。
「なんだなんだ? 随分と仲が良いな~?」
「もしかして海咲ちゃんのこれか?」
常連さんが私と山瀬さんを見て親指を立てる。
それに恥ずかしさが湧き出てきて思わず近くにいたチーフの腕を叩いた。
「痛っ!? 海咲! 危ないだろうが!」
包丁を掲げながら怒鳴るチーフに謝りながらお茶とおしぼりを持ち逃げる様に山瀬さんに駆け寄った。
「勿論です! ミサキさんに会いに来ました!」
「あ、ありがとうございます! ……さっ! 座ってください!」
「はい!!」
仕事をしていれば、いつもと同じ時間に山瀬さんが店に入ってくる。
あの丘で一緒に巻き寿司を食べてから、私たちの距離は縮まった様な気がした。
こうやって毎日店に来てくれるし……。
2人で出かける事も増えてきた。
山瀬さんといると楽しくて、前よりも笑う事が多くなってきたし……。
何より一緒に居ると落ち着くんだ。
「なんだなんだ? 随分と仲が良いな~?」
「もしかして海咲ちゃんのこれか?」
常連さんが私と山瀬さんを見て親指を立てる。
それに恥ずかしさが湧き出てきて思わず近くにいたチーフの腕を叩いた。
「痛っ!? 海咲! 危ないだろうが!」
包丁を掲げながら怒鳴るチーフに謝りながらお茶とおしぼりを持ち逃げる様に山瀬さんに駆け寄った。