俺様社長の溺愛宣言
しばらくは抱き締め合ったまま、でも、いつまでもそうしているわけにもいかず、零士は出社する為に、身支度を始める。
私は今週一杯休むように言われた。その間に、庶務課の課長と私の勤務について、話し合っておくとのこと。
朝食を二人で食べると、零士は出社して行った。
…体はもうすっかり元気。…何をしようかと思いながら、綺麗な零士の部屋の中の、掃除を始める。
掃除と言っても、ホコリもほとんどない。それでも拭き掃除をしたり、掃除機をかけたり。
一息ついて、ソファーに座ると同時に携帯が鳴る。
「…もしもし?」
「…また、無理をしてるんじゃないかと思って電話したんだが?」
…電話の相手は零士。…ズバリ言われて返す言葉を失うと、電話ごしに、クスッと笑う声が聞こえた。
「…あの?」
困惑気味に言葉を発すれば、零士に言われた。
「…静かにしてないなら、今すぐ入院させようか?」
「…なっ?!嫌です‼絶対!大人しくしてます」
慌ててそう言えば、零士はクスクスと笑った。
…その後、私は零士に言われた通り、大人しくしていた。
「…はーい?」
そんなとき、突然インターホンが鳴って何のためらいもなく、私は、玄関を開けた。
「…はーい?…お兄ちゃん」
「…迎えに来た」
…すんなり私と零士を認める人ではなかったと、今、思い知らされた。
私は今週一杯休むように言われた。その間に、庶務課の課長と私の勤務について、話し合っておくとのこと。
朝食を二人で食べると、零士は出社して行った。
…体はもうすっかり元気。…何をしようかと思いながら、綺麗な零士の部屋の中の、掃除を始める。
掃除と言っても、ホコリもほとんどない。それでも拭き掃除をしたり、掃除機をかけたり。
一息ついて、ソファーに座ると同時に携帯が鳴る。
「…もしもし?」
「…また、無理をしてるんじゃないかと思って電話したんだが?」
…電話の相手は零士。…ズバリ言われて返す言葉を失うと、電話ごしに、クスッと笑う声が聞こえた。
「…あの?」
困惑気味に言葉を発すれば、零士に言われた。
「…静かにしてないなら、今すぐ入院させようか?」
「…なっ?!嫌です‼絶対!大人しくしてます」
慌ててそう言えば、零士はクスクスと笑った。
…その後、私は零士に言われた通り、大人しくしていた。
「…はーい?」
そんなとき、突然インターホンが鳴って何のためらいもなく、私は、玄関を開けた。
「…はーい?…お兄ちゃん」
「…迎えに来た」
…すんなり私と零士を認める人ではなかったと、今、思い知らされた。