俺様社長の溺愛宣言
「…帰らない。私は、零士さんと一緒に居るの」
そう言いきって、ドアを閉めた。
ガツッ!!
ドアに、一馬の手が挟まった。
私は慌ててドアを開ける。一馬は手を押さえしゃがみこんだ。
「…大事な手なのに!何で手なんか出したの?!」
「…この手より、満里奈の方が大事だから」
「…」
「…満里奈、俺と一緒に帰ろう俺にはお前しかいない。いや、お前以外の女何て要らない」
「…お兄ちゃん…どうしよう、血が出てる。とにかく手当てしなきゃ」
中へ入れようと立たせるも、一馬は拒否して入ろうとしない。
「…お兄ちゃん、お願い手当てして」
「…この中には入らない。満里奈がここを出て手当てして」
…迷ってる暇はなさそうだ。一馬の手は、ドンドン腫れていく。血も流れて。
「…わかったわ。行きましょう」
私は一馬を連れて、大通りに出るなり、タクシーを掴まえた。
「…満里奈、どこに行く気だ?」
「…着けばわかるわ」
私は一馬の手にタオルを当て、それ以上口を開くことはなかった。
…私が向かった先は。
そう言いきって、ドアを閉めた。
ガツッ!!
ドアに、一馬の手が挟まった。
私は慌ててドアを開ける。一馬は手を押さえしゃがみこんだ。
「…大事な手なのに!何で手なんか出したの?!」
「…この手より、満里奈の方が大事だから」
「…」
「…満里奈、俺と一緒に帰ろう俺にはお前しかいない。いや、お前以外の女何て要らない」
「…お兄ちゃん…どうしよう、血が出てる。とにかく手当てしなきゃ」
中へ入れようと立たせるも、一馬は拒否して入ろうとしない。
「…お兄ちゃん、お願い手当てして」
「…この中には入らない。満里奈がここを出て手当てして」
…迷ってる暇はなさそうだ。一馬の手は、ドンドン腫れていく。血も流れて。
「…わかったわ。行きましょう」
私は一馬を連れて、大通りに出るなり、タクシーを掴まえた。
「…満里奈、どこに行く気だ?」
「…着けばわかるわ」
私は一馬の手にタオルを当て、それ以上口を開くことはなかった。
…私が向かった先は。