以心伝心【完】
『ばいばい』
それがあたし達の最後の言葉やった。
『もう二度と会わんやろうな』
そう言ってたから、会わんねやろうなって漠然とやけど思ってた。
卒業してからはこっちの大学に来たし、キャンパスライフの日々に、禁断ちっくな恋愛に、嫌いな同居人に、その存在すらも忘れてた。
「真?」
数年ぶりに再会した元カレの存在に圭ちゃんご乱心―――。
【嫉妬心】
~真 side~
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