私の初恋…
入学
桜の咲く暖かい4月。真新しい制服を着て新しく入学する中学校の校門をくぐった。
下駄箱で上履き履き替え教室へ向かう。
私のクラスは2階の校庭が良く見える場所にある。階段を登るのには少し辛いが私的にはお気に入りの教室だ…ただ心配は友達ができるかどうか…昨日、入学式の後にクラスでのオリエンテーションがあったが、私は心臓の検査があったため入学式が終わった後すぐに帰ってしまった。クラスにどんな子がいるのかも分からない。そんな不安要素を考えていたらクラスについてしまった…
ドアを開けてクラスに入る。クラスには半分以上のクラスメートが登校してきていた。
昨日いなかったは私は注目の的、みんなにジロジロ見られながらも、自分の席につく
どうやら私の席は窓側みたいだ。とてもいい席♪
ただ、前の子以外周りはみんな男子…友達できるのだろうか…
前の子が後ろを向いた。
「おはよう。私は松井 桜宜しくね♪」

「お、おはよう。星野…あすか…です。」
目がクリクリでボブぐらいの髪の長さの女の子は桜ちゃんと言うらしい。向こうから話しかけてきてくれるなんて思わなかったから、正直安心した。

桜「昨日、いなかったけど…何かあったの?」

あ「入学式は出たんだけど、その後検査で…」

桜「検査…?」

あ「うん。う、生まれつき心臓が人より弱いん だ。それの定期検診。」

桜「そっか…大変だね。これからよろしくね!」

あ「うん!よろしく!!」
桜から話しかけてくれたおかげて友達ができた。中学校生活はいいスタートかも!
昨日いなかった私は朝の学活で自己紹介をした。また、病気のことも言い、迷惑をかけるかもしれないということも…。
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