悠久のシャングリラ
「……あとは眠るだけ、か」
「んじゃ、昼寝タイムとするか!」
「ああ! 部屋に戻る時間も惜しいし、
ここで寝てしまおう!」
「お! いいな、それ!」
ソファーにどでかく寝そべった鈴蘭に続き、
藤も床に大の字で寝転がった。
初めは溜息をつきながら見ていた桜も、
「わっ! ちょ、ちょっと!」
藤に腕を引っ張られて床に倒れ……。
私も面白くなって、
藤と桜の傍に寝転んだ。
「ふふっ、みんなでお昼寝ですね!」
「もう、貴方まで……。
そんなところで寝て、風邪をひくわよ?」