悠久のシャングリラ
囁かな願い事
それから更に、幾許か過ぎ去った。
それでも私は、たまに壊れながらも、
ロボットのように歩みを止めない。
自分の意思では、既に止められない。
足は闇に縫い付けられ、
前に進むことしか望まれていないのだから。
「どうして……」
こんなことに?
「どうして……」
私はここにいるの?
「どうして……」
みんなは傍にいてくれないの?
虚ろな目、虚ろな心が考えることは、
ただ「どうして」だけだった。
声を出し続けたせいで、
私の声は休息を求めている。
それはわかっていたけれど、
それでも止めず声を出し続けた。