悠久のシャングリラ
確かに、前に寝た時から
随分経っているような感じはする。
「なら、私も寝に行きます!」
「百合が行くなら、あたしも行くわ。
ゴタゴタしてて、疲れてるし」
「……ボクも……」
「藤と桜はどうしますか?」と、
二人を振り返ると。
「男と二人っきりって言うのもなんだし、
僕も寝ようかな。 いつの間にか、
鳳仙も寝に行っちゃってるしね」
「それじゃ、俺も……」
こうして、またみんな揃って、
部屋へと戻った。
いい過去(ゆめ)が見られることを、
期待してーー。