*:。✡perfect lovers☆。+
「行くよっ!」

その場の空気から逃れようと凛は歩き出した。

「はいはいー。」

その横に怜が並ぶ。

「で、俺になんか言う事があるんじゃねーの?」

ニヤニヤしながら怜が切り出した。

「〜っ…むっぅ…」

言葉を詰まらせながらそっぽ向いた。

(なんだよ…拗ねてるつもり…?可愛すぎんだろ…)

「すごかったよなー昼休み。急に押しかけてきて、変なプライドとかカッコつけてる、とか…」


「…それは…」

さらに慌てる凛。

(ヤバーこいつ面白すぎ…なんかゾクゾクしてくる…)

拗ねてるほっぺたをツンツンと怜がつつく。

「ひゃっ!」

凛が慌てて振り向く。

妖しい笑顔で怜が言った。

「俺になんか言うことねーの?」

< 42 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop