気付いてよ~縮まらない私と彼のキョリ~
好きだから。

毎日とあを考えるようになってた。

体育でも、授業でも。

いつでもっていう訳ではないけど、1日の大半、とあを考えているかも知れない。
ストーカーに近い症状かもしれない。

私は、心配になる。
まぁ、ほどほどにします。


家庭科のとき。
あかね(山西)ととあとあいら(村木)、が居る班に行き、あかねと話していたときだった。
あいらが「まい」と呼んだときにとあも「まい」と呼んだのだ。

ドキッとした。
とあに、下の名前で呼ばれるって嬉しいことだった。

きっと顔は赤くなっていただろう。
凄く嬉しかった。

れみにそのことを話した。
よかったねって言われた。
うん。よかったよ。忘れられない気がする。
けど日付はわすれるよw



ある日、れみに手紙をもらった。

【とあにまいのことまいって呼んだとき「めっちゃ喜んでたで」って言ったら「じゃあまたまいって呼んどくわ」やって】

「っ・・・!!!」

私は、その手紙を生徒手帳に入れてある。
一種のお守りというやつだろうか。

とあがまた、私をまいって呼んでくれる。
楽しみにしているよ、と呟いた。




~恋は進展してたりしなかったりしていた。~
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