気付いてよ~縮まらない私と彼のキョリ~
1/27とあの家
今日(1/27)テストだった。
休み時間に、あかねが私に「とあが家に来てやって」

と言ってきた。

「はっ...?」

私は、訳がわからなかった。
私がとあの家に?

「頑張ってw」
私は、嬉しさと同時に緊張が入った。

テストが始まっても、いろいろ考えてにやけてしまう。
テストが終わって、残りの時間を休み時間に話したことを思い出した。

『絶対嫌なよかんしかしない。』
『あかねがいいたいこと分かるわ。』
『たぶん、俺のことまだ好きなん?とかやろ』
『ありそう!』

私が、とあの家に...夢のようだ。

テストが終わり、あかねがトイレに行こうといい、私は、着いていった。

「山島がさ、予定入ったから今日無理って」
「ほら!」

予想はついてたけど、残念と浮かれた私が、恥ずかしい。
どうせ、無理なんだろ。
今度って言われてもきっと忘れるはず。
「(オチが見えてるよ)」
なんて、思っていた。

が。

更に次のテストが終わり。

「やっぱ来てやって」

どっちなんだよ!!
結局いくことになったのだ。


掃除の時。

「まい、とあの家、栗山さんに聞いたら」
「はのに?」
「うん」

「てか、ほんまに行くの!?」
「うんw頑張って!」

そこから掃除が終わるまでいろいろ言い合った。

すごく恥ずかしいから一緒に来て欲しいのに部活だから無理って言われた。

しぶしぶ、友達のはのと行った。

「えぇ。。無理だよ!足がすくんできた」
「えぇ?」

階段をのぼり、とあが居る部屋の前に立つ。
ドキドキしながら、インターホンを鳴らした。(インターホン鳴らすまで三分かかった)

ガチャ、と制服姿の山島が出てきた。

ふぅ。

よく分からない話だった。


よく分からない話でも、とあの家に行けて、話せただけで良かった。
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