【完】好きだという言葉の果てに

きっと、彼は年下扱いしてるとか思ってるかもしれない、けど。


私的に、本当はそんなんじゃなくて。


少し神経質に見えるそのイメージを、私で思い切り崩して。



彼の「本性」を知りたいだけ。
「本当の彼」を見たいだけ。

…感じたいだけ、なの。



こんな風に、呼吸の仕方も忘れてしまう程、人に執着する日が来るだなんて、思わなかった。



甲斐くんの時だって、今覚えばただ彼の上辺だけに恋をしていただけだったのだから…。


< 81 / 235 >

この作品をシェア

pagetop