飼い主はイジワル先生⁉︎
ドアを開けると、学校とは違ったラフな格好の

先生が立っていた。胸がドクンと音を立てたの

は無視しておこう。

「ど、どうぞ。」

「話しておきたいことがあって。俺たちが一緒

に住んでることは誰にも内緒な。それと、明日

学校着いたら、保健室行くこと。養護教諭の早

坂先生には俺から事情を説明しとく。俺も同行

するから安心して。家でのことはもう少し落ち

着いたら話そっか。」

先生は話している間、私から視線を外さなかっ

た。どんな小さなことでも今は嬉しくて…。

「わかりました。これからお世話になります」


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