飼い主はイジワル先生⁉︎

陸斗は私を引き寄せて、抱きしめてくれる。

「あのね、陸斗。私ね、お母さんとは暮らせ

ないし、まだ怖い。だけど、お父さんの月命

日に一緒に行く約束をしたの。私と陸斗の結

婚式に来ることも約束したの。それとね…」

今日話したことを伝えたくて、震える声で言

葉をつなげていくと、それに比例するように

、陸斗が相づちを打ってくれる。

「それとね……。」

話を続けようとすると、陸斗は少し体を話し

てキスをした。その短いキスだけで、涙が止

まった。

「なんで…？」

不思議に思って陸斗を見上げると、陸斗は一

筋涙を流して言った。