飼い主はイジワル先生⁉︎
「みいが泣くから。みいを泣かせるのはオレ

だけで充分だろ?お母さんとお父さんが泣か

せるとかオレ妬くんだけど。」

自分でもわかるくらいに顔が熱を持った。き

っと真っ赤なんだろうな。

「みい、本当に良かったな。お母さんのこと

大事にしてあげろよ。」

「うん!」

「オレも会いに行かなきゃなー。」

「え?」

なんで陸斗も会いにいくんだろう?私が抱く

疑問を察して、話してくれた。

「お母さんはオレたちの結婚式に来るんだろ

?挨拶しに行かないと。」

「うん…。」

ちょっと恥ずかしくて、くすぐったいような

気持ちになった。

「陸斗…。今日、一緒に寝てもいい?」

「いいけど…。覚悟しとけよ?」

少し頰を染めた陸斗はニヤリと笑って、短く

音を立ててキスをした。次の瞬間、陸斗はお

姫様抱っこをして、部屋まで私を運んだ。

ここから先は、ご想像にお任せします。


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