飼い主はイジワル先生⁉︎
「ちょっと気になっただけ。」

「実は…」

私の耳に陸斗の唇が近づいて、触れそうな距

離で囁いた。

「え!?今日なの?」

どうしよう。何も用意してない…。

「陸斗…私、何も用意できてない。ごめんね

?」

そう言ったら、「もうすぐ大事なものもらう

からいいの。」と言って、食卓テーブルから

少し離れた場所にある紙袋から小さな箱を取

り出した。あれってもしかして…。

「オレと結婚してください。」

プロポーズ…されちゃった…。どうしよう。

嬉しい。嬉しすぎる…!!

「陸斗…。私でいいの?」

嬉しすぎて、不安だよ。

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