飼い主はイジワル先生⁉︎
「高木せんせーい!!!」

背後から、聞き覚えのある声が聞こえた。

「どうした?川井。」

川井の声を聞けば、ただごとじゃないことが

わかった。

「みいが…みいがいないの!」

みいの親友は涙を流しながらオレに一生懸命

話している。

みいが…いない?ただ、家に帰っただけかも

しれない。ただ、校内ではぐれただけかもし

れない。なのに、咄嗟にみいが危ないって思

った。

みいを探しに走ろうとしたとき、川井が倒れ

込んだ。

「先生、ごめんなさい。私が、外に行こうな

んて、言わなかったら…!」

「川井、落ち着け。何があったんだ?ちゃん

と説明しろ。」

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