飼い主はイジワル先生⁉︎
オレは川井を保健室に運んで、すぐにみいを

探しに行った。ただ、みいの無事を祈って。

むやみに走っても見つからない。オレは足を

止めて、落ちついて考えた。

学校祭で、これだけ人が集まっていたら、人

気のないところに連れていかれたはずだ。

オレは校内で、思い当たる場所を一つ見つけ

て、そこを目指して走った。

ガラ!勢いよくドアを開けた。人気がなくて

、人に気づかれにくい場所。そこに、男6人

に囲まれて、涙を流し、服がはだけたみいが

いた。

「みい!」

「せんせ…?」

「誰だ、お前?」

男が殴りかかってきたが、オレはサッとかわ

して、みいの元へ向かった。

みいの手を握って、オレは再び、男たちに向

きなおった。


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