飼い主はイジワル先生⁉︎
倉庫を出ると、オレはみいの手を離した。

これ、他の先生に見られるとやばいからな。

「先生…。手、繋ぎたいです…//」

そう話すみいの声は震えていて、まだ少し怯

えているようだった。

「でも、俺たちの関係バレるとまずいだろ?



「分かってます。だから、"彼氏"としてじゃな

くて、"先生"として、手繋いでほしい…です。



みいの手はまだ震えていて、どれだけ怖かっ

たかがよくわかった。オレは、手を差し出す

と、みいの小さな手がその上に乗った。

この手をもう離さない。そう誓った。

そのまま保健室に行って、香李と川井、そし

て、加藤がいた。




< 80 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop