飼い主はイジワル先生⁉︎
「起きてたの?」

先生の口の端に意地悪な笑みを浮かべて、先

生の髪に触れている私の手を引いて、私を優

しく抱きしめた。私の肌と先生の肌がくっつ

く。

「みい、離したくない。」

「でも先生、そろそろ起きなきゃ。」

今は朝8時半。学校祭が終わって、今日は休

みだけど、朝ごはんも作らないと。

「みいからキスしてくれたら、起きる。」

私から…?それは、お恥ずかしいな。

「そ!そんな…。イジワル…!!」

「じゃ、起きない。」

先生がまるで子どものように、わがままを言

って、私を抱きしめる腕により一層力を込め

た。先生、発言と行動に矛盾があるような気

が…。

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