飼い主はイジワル先生⁉︎
「なんで私の誕生日知ってるの?」

「みいのことは全部お見通し。」

2人並んでリビングに向かうと、私たちの食

卓テーブルに大きな白い箱が置かれた。そし

て、その隣には、小さな小さな箱がある。先

生はその小さな箱を手に取り、私に差し出し

た。

「みい、おめでとう。」

いつもの何倍も優しい笑顔で箱が開かれると

、そこには小さく光り輝くかわいいピンキー

リング。陸斗は箱からリングを取り出し、私

の小指に優しくはめてくれた。

「本当は薬指にはめてあげたいけど、さすが

に教師と生徒が婚約はまずいだろ?だから、

みいが卒業したらあげることにしたんだ。」

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