最期の嘘。
嘘。
side美咲



神様がこんなに意地悪だって思ったの、初めてかもしれない。



それだけ、大貴を愛していた。でも、神様は最悪な方向へと



私たちを進めた。




美咲「だぁいきっ♡」



大貴「みぃさきっ♡」



美咲+大貴「なぁにっ♡」



美咲「ふふっ♪」



大貴「へへっ♪」



見て、。幸せそうでしょ?でも、この幸せな時間を



私はもう、二度とおくることができない。



だって、彼はもう、この世にはいないから。



私を置いて逝ってしまったから。



美咲「大貴、、。」



心配そうに私を見つめる恋花と慧。



そんな顔で見ないで。



私のところに来ないで。



来たら、きっと不幸が移っちゃう。



大貴がいない私には何もない。



大貴のために、可愛くなろうって思って、



毎日、セットしてた髪の毛も、ぼさぼさ。



デートするときは欠かせなかった化粧とネイルも



してない。





私は、可愛さもない、生きがいもない。



無の人間。このまま、生きてていいのかな、、、。
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