無限の愛☆永遠の想い☆
洗面所に行くとそんなに伸びて
いない髭を剃っている主任。


チラッっと鏡越しに私を見て
何も言わず視線を鏡に戻した。


私は主任の背中にそっとしがみつく。


「ごめんね。…大好き。」


「聞こえない…。」


まだ拗ねてる…?


「大好き…。大好き!!」


「知ってる…。」


「知らないよ。どれだけ私が好きか
なんて知らないでしょ…。
主任が思ってる以上に好きなんだから。」


背中越しに想いを伝える。


「楓…。」


「私を信じて…。不安にならないで。」


冗談のつもりだったのに
想いが溢れてしまった。


「ごめん…。そんなつもりじゃなかったんだ。」


「わかってる…。私の方こそごめんなさい。」


腰に廻していた私の手を優しく解きながら
主任が私の方に体を向けた。
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