無限の愛☆永遠の想い☆
「僕は自分の父親から愛情を感じた事がないんです。
いつも迷惑ばっかり掛けられて…だからもし自分の
子供が産まれたらたくさんの愛情の中で大事に育てて
あげたいんです。僕の子供に産まれて来て良かったって思って貰える位に…。」


斗侑真の悲しい目。


出会った時から気になってた。


初めて聞いたお父さんの事。


私は斗侑真の家庭の事は何も知らない。


結婚を考えてる私達にとってはお互いの家庭の事は
知っておかなければいけない事なのに…。


でも…なぜか聞くのが怖い。


「俺.幸せになっていいのかな…。」


「中学時代なんていつ死んでもいいって思ってた。」


考えてみれば私は斗侑真の今しか知らない。
幸せな毎日にそんな事も考えた事がなかったんだ。
< 119 / 352 >

この作品をシェア

pagetop