無限の愛☆永遠の想い☆
やっぱり…何かあるんだ。


「父親からの愛情を感じた事がないんです。」


悲しい言葉…。


私の父親も私が4才の時に亡くなっていた。


でも.たくさんお父さんとの写真が残されていた。


お父さんに抱かれている写真。


お父さんと一緒にお風呂に入っている写真。


お父さんと出掛けたキャラクターショーの写真。


色々な思い出も小さすぎた私には記憶が
なかったけれど..たくさんの愛情を貰ったと思う。


お父さんの突然の死さえも
わからなかった。


ただお父さんがずっと家に
帰って来なくなってお母さんが泣いていた。


それからの私達はお母さんが仕事に行くようになり
夜はいつもお兄ちゃんと2人きりでご飯を食べて
お母さんの帰りを待っていたんだ…。


私はお兄ちゃんが居たからそんなに
寂しいとは思わなかった…。


でも当時10才だったお兄ちゃんは私の面倒を
見ながら必死に寂しさを隠していたんだと思う。
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