無限の愛☆永遠の想い☆
部屋に入ると斗侑真は繋いでいた手を離し
寝室へと向かう。


スーツの上着を脱ぎネクタイを
外している斗侑真の背中。


一度も振り返ってもらえない寂しさと不安。


「嫌だ…ちゃんと見てくれなきゃ嫌だ!!」


私の叫ぶ声に斗侑真が驚いて振り返った。


「ごめんなさい!!私が悪かったの..。
でも.ちゃんと私の事.見てて…お願いだから。」


そう言って座り込んで子供の様に
泣いてしまった私の側に斗侑真が
慌てて駆け寄って来た。


「ごめん!!少し考え事してたんだ。
ごめん!!…楓.ごめんな…。」


そう言って抱きしめながら背中を
さすってくれる斗侑真の腕の中で
私は泣いた…。


そんな勝手でわがままな私に何度
も謝りながらギュツと抱き締めてくれる。


私はそんな自分に不安になる。


私はもし…この人が居なくなったらどうなるんだろう?


こんなに好きになってしまった事が怖くなった。
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