無限の愛☆永遠の想い☆
久しぶりに実家に帰る。


斗侑真と付き合い始めてからは
本当にまたにしか帰らなくなっていた。


お兄ちゃんからの電話で

「ちゃんと母さんに顔を見せに来い!!」

そう言って最近はよく怒られていた。


「ただいま!!」


玄関で大きな声で叫びながら
リビングに入って行く。


「あらぁ♪楓ちゃんお帰り!!」


真実さんだ。


「ただいま。真実さん1人?」

真実さんが1人でキッチンに
立って夕食の準備をしていた。


「そうなの。お義母さんは陶芸教室
に行ってる。もうすぐ帰って来る
と思うから座って待ってて!!」


そっか…今日は陶芸教室の日だ。


2年前位からお母さんが通い
始めた習い事。


今までに働く事しか知らなかった
お母さんの唯一の趣味。


今は玄関や自分の部屋にたくさん
自分の作品を飾っていた。


お客さんの様に座っている訳にも
いかず夕食の準備を手伝う。
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