無限の愛☆永遠の想い☆
プライドと男の条件
「楓…おはよう。」


オフィスに着くと絢がすぐに駆け寄って来た。


「おはよう。…この間はごめんね。」


「楓…謝ろうと思って電話したんだけど繋がらなかったの。
私の方こそごめん…。
あの店で緒方主任に会ったんでしょ?だから…だよね?本当ごめん。」


「会ったよ…。私こそ嘘ついてごめんね。」


三井さんも来て2人に謝られてしまった。


私が帰った後…男女の言い争う声が聞こえて見てみると斗侑真とあの女の人が言い争っていたらしい…。


「俺…あの女知ってんだ…。本社でも男好きで有名な女なんだ。
今回の仕事も上の連中に媚び売って入れて貰ったって噂だけど…。
あの女ならやりそうな事だよ…。」


そんな女の人でも斗侑真が好きになったんなら仕方ない。


「観月…お前誤解すんなよ。緒方主任はあんな女相手にしないよ。」


「楓…緒方主任凄かったんだよ。
女の人が必死になって止めてた
のに.それを振り払って出て行ったの。
楓の事追い掛けたんだよね?」


私は勘違いしてたの?


てっきり斗侑真に新しい彼女が出来たと思っていた。


追い掛けて来てくれたのに…。


斗侑真に酷い事を言ってしまった。
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